​症状別チェック

最近排尿や性器の状態はどうですか?

排尿の異常(痛い 出にくい 回数が多いなど)や、性器の異常(腫れ、ぶつぶつ、炎症、痛みやかゆみなど)があれば早めに診察を受けてください。

①おしっこが痛い

 

◆尿が出ているときが痛い

男性ではまず尿道炎です。性行為で感染することが多く、尿道から膿のようなものが出ることもあります。
検査は尿道の分泌液のスメア検査とグラム染色(淋菌を疑う場合)で淋菌性か非淋菌性かを診断し、初回投薬を決めます。
次に出はじめの尿で尿検査と細菌培養、PCR検査を行います。
再診時に淋菌性、クラミジア性、非淋菌非クラミジア性がきまります。必要であれば注射やジスロマックあるいは他の内服薬の追加をします。

◆痛くはないがなんとなく変で、下腹部の気持ち悪さや陰嚢をひっぱるような痛みなども伴うことがある

慢性前立腺炎のことがあります。尿検査 尿細菌培養検査を行って、投薬治療をします。

◆尿が出た後が痛い

女性がほとんどですが、 多くは急性膀胱炎です。頻尿、残尿感、血尿などを伴います。原因は腸内細菌が大半で、大腸菌が多い。尿検査と尿細菌培養検査を行い、5日間程度の投薬治療を行います。培養検査の結果で初回投薬の感受性が悪い場合は多剤に変更します。
男性の場合は急性前立腺炎で同様の症状になりますが発熱を伴いはるかに重症です。

おしっこの回数が多い

 

◆50歳以上の男性(おしっこの切れが悪く下着が汚れる、勢いがないなどの症状)

前立腺の検査を受けましょう。血液検査(前立腺特異抗原)だけでも肥大症や癌の診断ができます。尿をためて受診してくだされば、超音波検査、尿流量測定と尿検査を行い前立腺の病気があるかどうかを診断します。
前立腺というのは男性だけにあるもので膀胱の出口で尿道の周りにあって精液の一部を造っています。前立腺が腫れて尿道が圧迫されるため尿が出にくくなったり、尿の回数が増えたりします。
前立腺肥大症では投薬治療(交感神経のブロッカー、抗男性ホルモン剤、生薬)で症状は改善されますが、肥大症は進行します。手術が必要な場合には病院を紹介します。

頻尿

高齢男性では前立腺肥大症や前立腺癌の検査をして投薬治療をします。
エコー検査 尿流量検査 尿検査 PSA(血液検査で前立腺癌のマーカー)で診断できます。多くは投薬治療が有効ですが、手術や前立腺生検の必要な場合は病院を紹介させていただきます。
若い男性や女性では 過活動膀胱や神経因性膀胱 あるいは神経性頻尿などがあります。
多くは 尿流量検査 尿検査で投薬の種類が決まります。
なお尿流量検査というのは 個室の検査用のトイレで排尿するだけの簡単な検査です。

③尿がもれる

 

◆女性の尿失禁

咳をしたり笑ったり走ったりしたときに、尿意がないのに少しもれる場合。腹圧性尿失禁といいますが、お産や加齢で尿道周囲の筋肉が弱くなって起こります。軽症であれば体操や薬で改善します。手術的治療が必要な場合は 専門の女性泌尿器科を紹介します。
尿意があるとトイレまで我慢できずにもれてしまう場合。切迫性尿失禁といいますが、膀胱の神経が過敏になった状態でおこります。尿検査と尿流量検査で炎症や残尿のないことを確認して投薬を行えばほとんどの場合で改善がみられます。

◆男性の尿失禁

多くは尿意があると我慢ができずトイレまで間に合わない切迫性尿失禁です。たいていは前立腺肥大症があり排尿困難を伴っています。多くは前立腺肥大症の治療単独で改善しますが、過活動膀胱の治療が必要な場合もあります。

④おしっこの色がおかしい

 

◆尿が赤い

汗をたくさんかいて尿量が減っていると尿が濃くなることがあり赤く感じることがあります。血尿ではピンク色から褐色まで多様で、凝血塊と言ってかさぶたが混ざっていることもあります。血尿は腎結石、尿管結石、膀胱癌や前立腺癌などの危険信号です。一度でもあればたとえすぐにとまっても診察を受けましょう。尿検査、超音波検査で多くは診断できます。

◆尿検査で異常と言われた

検診で尿潜血陽性の場合。まずエコー検査で腎臓、尿管、膀胱、前立腺を調べます。次に尿検査でタンパク尿の有無、血尿の程度を調べます。蛋白尿のある場合は、腎機能検査と腎炎の検査(血液検査)を行いますが、腎臓内科に紹介します。特に治療が必要のない場合も多いのですが、一度は精密検査を受けてください。

⑤おしっこではないけれど…

 

◆尿道から血が出る

女性ではティッシュに血がついてり便器に赤い点々がついたりします。尿道カルンケルといって尿道の出口に赤い疣のようなものができていることがあります。薬や軟膏で軽快しますが大きい場合は切除が必要なこともあります。

◆尿道から膿がでる

尿道炎です。淋菌性では白濁から黄色で量も多く、クラミジア性では澄明で量も少ない。

 

◆精液に血が混ざる

たいていは精嚢腺からの出血で原因不明の場合が大半で自然治癒が多くみられます。
高血圧症やクラミジア尿道炎が原因の場合もありますが、高齢男性では前立腺癌の検査が必要です。(PSA採血)
過剰な性行為が原因の場合もありますので、特に原因のない場合には安静経過観察をします。

 

ドクター若月疾患名解説

気になる症状があれば

泌尿器科 若月クリニック

〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎1-6-8

 大阪市北区の泌尿器科 若月クリニック トップ

06-6372-2002