​若月ドクター疾患名解説

​・・・かもしれないと言われたら、事前に調べてあわてない

「・・・じゃない?」「・・・の疑いがあるかもしれません。」そんな風に何気なく言われたら、とても気になるものですね。いったいそれはどんな病気なの?どんな症状?どんな治療をするの?・・・
若月ドクターがわかりやすく丁寧に解説しましょう。

性行為感染症の検査

◆性病の検査

症状はほとんどないが、性感染症が心配な時

◆無症状のことがある性感染症    
▼尿道炎
 クラミジアや淋菌などの細菌が尿道に感染しておこります。多くは2日から2週間程度して尿道の痛みや、膿の排出がおこりますが、淋菌でも10%、クラミジアでは50%が無症状といわれています。
▼性器ヘルペス

 単純ヘルペスウイルスが皮膚に感染しておこります。たいていは2-10日で痛みのある水疱や発疹ができますが、無症状の感染もあります。
▼尖圭コンジローマ 
 ヒトパピローマウイルスが皮膚に感染しておこります。通常は3週間から8ヶ月(平均2.8ヶ月)で陰茎などの皮膚に疣ができてきます。疣が肉眼的に確認できない場合もありますが無症状の場合には男性では診断が困難です。最近では、保険適応はありませんが、陰茎などの皮膚細胞を擦過してウイルスを検査することができます。女性の場合には子宮頸部のウイルス検査は保険適応になっています。
▼梅毒
 スピロヘータという細菌が粘膜などから、リンパ、内臓に感染し、全身感染になります。3週間で初期疹(硬性下疳)、3ヶ月で二期疹(皮膚のバラ疹など)がみられますが、痛みや痒みを伴いませんので気がつかないことがあります。この他、無症状で感染時期不明の無症候性梅毒もあります。
▼ウイルス性肝炎 
 B型急性肝炎では、倦怠感や黄疸などの症状が1-2ヶ月して出現します。C型急性肝炎で黄疸や倦怠感などの急性肝炎症状の出ることもありますが、ウイルス感染があっても無症状のこともあります。 
▼HIV感染症
 感染初期にはインフルエンザ様の症状がでることもあるが、自然治癒して無症状期間に入ります。 
▼その他
 子宮頸管炎(淋菌、クラミジア、その他)、細菌性膣症、カンジダ腟炎、では症状がある場合とない場合があります。膣からの下り物が多い、色が濃い、臭う、あるいは不正性器出血、下腹部痛などの症状がある場合は婦人科受診をお勧めします。 
▼その他
 伝染性軟属腫、毛じらみ、カンジダ、軟性下疳などもありますが、無症状のことは少ないと考えられます。 
 クラミジアや淋菌の咽頭炎、直腸炎、結膜炎、精巣上体炎、前立腺炎などもありますが無症状のことがあります。 

◆検査方法(無症状の場合)

▼尿道炎    

 尿道分泌液検査(メチレンブルーやグラム染色)
 細菌培養検査
 PCR検査(初尿)
▼ヘルペス 

 抗体検査(血液)
▼尖圭コンジローマ 

 視診、生検、抗原検査(水疱 潰瘍)
▼梅毒

 抗体検査(血液)
▼肝炎 

 抗体検査(血液)(B型では抗原検査)
▼HIV

 抗体検査(血液)
▼その他

 淋菌クラミジア同時PCR検査など
▼その他

 視診や触診、淋菌クラミジア同時PCR検査など

◆検査費用(検診目的の場合には保険診療ができません。人間ドックと同じ扱いです。)    
 梅毒、エイズ、クラミジアのPCR検査は、保健センターでは無料で実施されています。こちらでも可能ですが、自費となります。    
 その他の費用については、必要項目の数でかわりますので、当クリニックまでお問い合わせください。 

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