院長コラム

泌尿器科専門医、性感染症学会認定医の若月院長からのお知らせや、アドヴァイスなど随時掲載いたします。

性感染症検診(性病検診)

症状はほとんどないが、性感染症が心配な時

A 腟性交、B 口腔性交、C 肛門性交のいずれでも性感染症となることがあります。

 1)無症状のことがある性感染症

1尿道炎 感染経路=A B C
 クラミジアや淋菌などの細菌が尿道に感染しておこります。多くは2日ー7日ー2週間程度して尿道の痛みや、膿の排出がおこりますが、淋菌でも10%、クラミジアでは50%が無症状といわれています。

2性器ヘルペス 感染経路=A B C
 単純ヘルペスウイルスが皮膚に感染しておこります。たいていは2-10日で痛みのある水疱や発疹ができますが、無症状の感染もあります。

3尖圭コンジローマ 感染経路=A B C
 ヒトパピローマウイルスが皮膚に感染しておこります。通常は3週間から8ヶ月(平均2.8ヶ月)で陰茎などの皮膚に疣ができてきます。疣が肉眼的に確認できない場合もありますが無症状の場合には男性では診断が困難です。ただし陰茎真珠様小丘疹やフォアダイスなど類似の病気ではない皮膚変化もあります。

4梅毒 感染経路=A (B) C
 スピロヘータという細菌が粘膜などから、リンパ、内臓に感染し、全身感染になります。3週間で初期疹(硬性下疳)、3ヶ月で二期疹(皮膚のバラ疹など)がみられますが、無症状で感染時期不明の無症候性梅毒もあります。

5ウイルス性肝炎 感染経路=A C
 B型急性肝炎では、倦怠感や黄疸などの症状が1-2ヶ月して出現します。C型急性肝炎で黄疸や倦怠感などの急性肝炎症状の出ることもありますが、ウイルス感染があっても無症状のこともあります。

6HIV感染症  感染経路=A C
 感染初期にはインフルエンザ様の症状がでることもあるが、自然治癒して無症状期間に入ります。

7その他 
 伝染性軟属腫、毛じらみ、カンジダ、軟性下疳などもありますが、無症状のことは少ないと考えられます。クラミジアや淋菌の咽頭炎、直腸炎、精巣上体炎、前立腺炎などもありますが無症状のことがあります。

 2)検査方法(無症状の時)


1尿道分泌液検査(メチレンブルーやグラム染色)

 細菌培養検査
 PCR検査(初尿)
2抗体検査(血液)
3視診、生検
4抗体検査(血液)
5抗体検査(血液)(B型では抗原検査)
6抗体検査(血液) 
7淋菌クラミジア同時SDA検査など

 3)検査費用(検診目的の場合は保険診療はできません。人間ドックと同じ扱いです。)

 梅毒、エイズ、クラミジアの血液検査は、保健センターで無料でできます。

その他の費用については、必要項目の数でかわりますので、当クリニックまでお問い合わせください。

大阪市北区の泌尿器科 若月クリニック院長より

ドクター若月疾患名解説

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