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06-6372-2002
院長コラム
泌尿器科専門医、性感染症学会認定医の若月院長からのお知らせや、アドヴァイスなど随時掲載いたします。
亀頭包皮炎(きとうほうひえん)
1亀頭包皮炎(きとうほうひえん)の症状
部位:
陰茎の亀頭部、包皮(陰茎亀頭をおおうひふ)、環状溝(かんじょうこう)(亀頭部の付け根)に起こります。
症状:
1 痒み、痛み、ただれ、垢(あか)、できもの(丘疹)、赤くなる、傷などの症状があります。
2 痒み:アレルギー、カンジダ症、接触性皮膚炎、細菌感染など
3 痛み:ヘルペス、細菌感染など
4 ただれ:細菌感染、カンジダ症、接触性皮膚炎など
5 恥垢の増加:不十分な手入れ、細菌感染など
6 発赤:アレルギー、細菌感染、カンジダ症、接触性皮膚炎など
7 丘疹(盛り上がった腫れ):梅毒、ヘルペス、アレルギー、細菌感染など
8 水疱(水ぶくれ):ヘルペスなど
9 傷
糜爛(びらん)ー全体に皮膚が荒れた状態:
アレルギー、接触性皮膚炎、洗いすぎ、細菌感染
潰瘍(かいよう)ー皮膚がなくなり下が見えている:
ヘルペス、軟性下疳(なんせいげかん)、梅毒(ばいどく)など
線状潰瘍ー皮膚が線状に切れている:
ヘルペス、アレルギー、腫瘍など
診断:
1 いろいろな原因があり、症状だけでは診断できないことも多い。
2 清潔にすることや、軟膏(なんこう)で治ることが多いが、治りにくい場合には診察、検査が必要です。
3 性行為のあとに起こった場合には、は特に正しい診断と治療が必要です。
4 治りにくい亀頭包皮炎では、基礎疾患(きそしっかん)に尿道炎や糖尿病(とうにょうびょう)のあることがあります。
5 包茎や、免疫病(めんえきびょう)、腫瘍(しゅよう)が原因で、手術や組織検査の必要な場合もあります。
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