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06-6372-2002
院長コラム
泌尿器科専門医、性感染症学会認定医の若月院長からのお知らせや、アドヴァイスなど随時掲載いたします。
尿道炎(淋菌、クラミジアなど)
女性の子宮の出口や、咽頭粘膜の細菌が男性の尿道に感染しますので、腟性交でも口腔性交でも感染します。
原因菌
1淋菌 2クラミジア 3非クラミジア非淋菌性(ウレアプラズマなど)4その他
潜伏期間
通常は1-2週間程度(1日の場合もある)
感染確率
最も高い淋菌で30%程度
症状
排尿時の痛み、不快感、かゆみ、違和感など。
ただし50%は無症状ともいわれる。尿道分泌液(黄色、白色、澄明などで、精液のように大量に出る場合から、朝だけ下着が汚れる程度のものまであります)
検査
尿道分泌液染色検査(メチレンブルー、グラム染色):白血球が一定数以上あれば尿道炎と診断されます。(淋菌がこの白血球の中にあれば、淋菌性尿道炎と診断されますが、培養検査か,PCR検査で確定しています。)
細菌培養検査:淋菌の確定、その他の菌の確定と、薬剤感受性検査
検尿:尿中白血球の確認
尿PCR検査:クラミジアや淋菌の確定
治療
1淋菌性尿道炎(いわゆる淋病)
CFIX 経口投薬
耐性菌の場合 :トロビシン筋注、あるいはロセフィン静注(点滴)
2クラミジア尿道炎
3非クラミジア非淋菌性尿道炎
経口投薬
テトラサイクリン系(ビブラマイシン)
ミノマイシンcap
マクロライド系(クラリシッド)
ニューキノロン系(クラビット)
グレースビット
クラミジアが確定した場合には
ジスロマックの1回投与
治癒判定
1週間後に、尿道分泌液検査、尿検査
クラミジアの場合には、治癒後1週間程度で、尿クラミジアPCR検査
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