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院長コラム

泌尿器科専門医、性感染症学会認定医の若月院長からのお知らせや、アドヴァイスなど随時掲載いたします。

性器ヘルペス

性器ヘルペス


 原因:単純ヘルペスウイルスが性行為で性器に感染して起こります。Ⅰ型とⅡ型があります。Ⅰ型は口唇ヘルペス、Ⅱ型は性器ヘルペスの原因ですが、交差(こうさ=Ⅰが性器に、逆にⅡが口唇に)もあります。
 
 感染経路:口唇ヘルペスはたいてい小児期に感染していることが多く、体調を崩したときなどにウイルスが刺激されて活動を開始し、いわゆる熱の花の症状(口の周囲に痛みのある潰瘍)を生じます。性器ヘルペスでは、性行為により、ウイルスが皮膚に侵入し、発疹から水疱を造ります。


 症状:感染後1-2日で、性器に疼痛のある発疹、水疱ができます。初感染の場合には、疼痛も高度で、発熱やリンパ節の腫れを起こすこともあります。ウイルス遺伝子は感染した部位の神経細胞の中に残りますので、一度治癒してもこのウイルス遺伝子が活性化されて、再発することもあります。


 治療:抗ヘルペス剤の内服が原則。軽症の再発では軟膏も有効。


 坑ヘルペス剤:ゾビラックスに坑ヘルペス作用があります。ただし腸管吸収が悪いため1日に5回に分けて服用する必要がありますが、ジェネリック薬品もあり低価格で使用できます。バルトレックスは吸収が良好で1日2回の服用で効果があります。体内に吸収されてからゾビラックスと同じものに代謝されて効果を発揮します。


 予防:何度も再発する場合(年に6回以上)には、予防投薬が可能です。バルトレックスを1錠毎日服用します、再発率が50%以上低下することがわかっています。partnerへの感染予防にも有効とされています。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)(=帯状ヘルペス):帯状疱疹ウイルスが原因で単純ヘルペスとは違い、水疱瘡(みずぼうそう)と同じウイルスです。これは小児期に感染した水疱瘡が原因で、疲労やストレスなど抵抗力の低下のためにウイルスが活性化され、皮膚に帯状の水疱をおこす病気です。

大阪市北区の泌尿器科 若月クリニック院長より

ドクター若月疾患名解説

気になる症状があれば

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